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うさぎ

「節穴節」



僕の親父は、まじめでがんこで お世辞も言えない 堅物男で

勉学に励んでいる 子供達のために、 遊びも知らす働きました。

先日お袋と 定年祝いに、 箱根に旅行に 行ったそうだが

お金がなくて 素泊まりだったけれど、 楽しかったと話してました。


あー親父は、親父の眼は、 節穴だ

あなたの息子は大学に、 遊びに行ってたよ。

あー僕が パチンコで負けた金が、あったなら

あなた達はおいしい お刺身が食べられただろう。


僕の彼女は、かわいくてやさしくて、しっかり者のお寺の娘で

お寺の決まりで結婚したら、一生離婚できないそうです。

それはなんて素敵な決まりだ。悪さをしても大丈夫だと思ってたら

彼女は知らない誰かと結婚して、すてきな笑顔になっていました。


あー君は、君の眼は節穴じゃなかったね。

僕の本質を見抜いていたんだね。

あー君のような、人とは出会えないかもしれないが

とりあえず僕は、心を入れ替えよう。


あー僕は僕の眼は 節穴かい?

世間の荒波を、乗り越える自信がないよ。

あー不安だが色々とは考えず

正月に田舎に帰るときは、お刺身を買って帰ろう。


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